どうも~げだや(@Geda_ya)です。
好評の、ビジネスマンのための日本語解説シリーズです。
今日は、「ご謙遜を・・・」です。ビジネスマンならよく使いますよね?
メールでも使いますし、世間話で、
「いやーおれ、売れないビジネスマンだからさー」
「はは、ご謙遜を」
みたいなやりとりありますよね?
つまらんやりとり。笑
さて、ご謙遜をとはどういう意味で、どこで、どの場面で使うのでしょうか?
「ご謙遜を」という表現は、謙虚な態度を示すように言われる場合に使われる日本語のフレーズです。
「謙遜」とは、自分自身や自分の才能・成果などを遜ったり控えめに言ったりすることを指します。
したがって、「ご謙遜を」と言われると、相手が自分自身を遜ったり謙虚に振る舞うように期待していることを意味します。
このフレーズは、日本語の社会文化において謙虚さが重要視される場面や、自慢や自己主張が控えめであることが求められる場面で使用されることがあります。
相手が自慢話をしていると感じたり、過度な自己主張があると思ったりした場合に、「ご謙遜を」という言葉を使ってその態度を和らげるように促すこともあります。
面白い使い方や正しい使い方を解説するので、最後までゆっくり見ていってくださいね~
最後にあっと驚く仕掛けがあるかも!?
ご謙遜をのやりとり例一覧
例をあげとくので、実生活で、がんがん使ってくださいね!
A: 「私なんか、まだまだ、御社の足下にも及びませんよ」
B: 「またまた、ご謙遜を…」
このように、「ご謙遜を」は相手が謙遜を述べた後に使用され、会話を終了させる際に使われます。Bの返答で「またまた、ご謙遜を…」と言うことで、Aの謙虚な発言を受け止め、話題を終了させる意思を示しています。
A: 「私の提案はまだまだ未熟ですが、ご意見いただけますか?」
B: 「またまた、ご謙遜を…あなたの提案はとても興味深いですよ。どうぞ話してください。」
A: 「私の報告書はまだ改善の余地がありますが、ご確認いただけますか?」
B: 「またまた、ご謙遜を…あなたの報告書は非常に充実しています。チェックさせてください。」
A: 「私のプレゼンテーションはまだ不十分ですが、ご意見を聞かせてください」
B: 「またまた、ご謙遜を…あなたのプレゼンテーションは素晴らしいですよ。進めてください。」
A: 「私の提案はまだ十分なデータが揃っていませんが、ご意見をいただけますか?」
B: 「またまた、ご謙遜を…あなたの提案は洞察に満ちたものですね。詳細を教えてください。」
A: 「私のアイデアはまだ発展途上ですが、ご検討いただけますか?」
B: 「またまた、ご謙遜を…あなたのアイデアは斬新で面白そうです。共有してください。」
A: 「私のスキルはまだ未熟ですが、このプロジェクトに貢献したいと思います」
B: 「またまた、ご謙遜を…あなたのスキルは非常に価値があります。期待していますので、頑張ってください。」
ご謙遜をの言い換えは?
「ご謙遜を」に対する具体的な言い換えは、難しいですね。
日本語において、相手の謙虚な発言に対して適切な返答をする場合、“またまた、ご謙遜を…” が一般的な表現です。
他には、「またまた~」とか「もう~」とか「またそうやって~」とか、「いやいや~」などが考えられますね。
ただし、場面や文脈によっては、以下のような類似の表現を使うことも考えられます:
「お謙遜はおやめください」
「謙遜はいりませんよ」
「それほど謙遜する必要はありません」
「適切に評価していますから、謙遜する必要はありません」
これらは「ご謙遜を」の直接的な言い換えではなく、相手の謙虚さを受け止めつつ、謙遜する必要がないことを伝える表現です。
ただし、具体的な会話の文脈によって最適な表現は異なる場合がありますので、状況に応じて使い分けることが重要です。
あえて言い換えるとしたら、
「またまたー」
「ご冗談を!」
「謙虚ですねー」
くらいでしょうかね。
ご謙遜漫談
皆さん、お疲れ様でございます。今日は、ちょっとしたお話をさせていただきますね。さて、私は日頃から皆さんにお世話になっているわけですが、実は私、ご謙遜をさせていただくと、あまりにも凡庸な存在でございます。
まず、私の仕事についてですが、ご謙遜をさせていただくと、まあ、ほんとにささやかなことばかりなんですよ。たとえば、書類整理やメールの返信。これが結構大変で、いつも何かと手がいっぱいでございます。まるで、小さな砂粒が大きな砂場で奮闘しているようなものでしょうか。
そして、私は日々学び続けているつもりではございますが、ご謙遜をさせていただくと、まだまだ未熟者。知識も浅く、技能もお粗末。皆さんが知っていることについて話すのも、なんだかおこがましい気がしてしまいます。
それにしても、世の中には素晴らしい方々がたくさんいらっしゃいますよね。私はただの小人たちの一員に過ぎませんが、その中で微力ながらお手伝いできることがあれば、何より光栄でございます。
最後に、この漫談を通じて、ご謙遜の大切さを再認識させていただきました。自分の立ち位置を謙虚に受け入れつつ、日々努力を怠らず、皆さんに少しでもお役に立てるよう、精進して参ります。どうか、お力添えのほど、よろしくお願いいたします。
日本人が謙遜する理由は?外国人と違う?
謙遜は、日本の文化や社会慣習に深く根ざしています。これは、個人が謙虚であることが美徳とされ、他者への配慮や協力が重視される社会的な価値観に起因しています。いくつかの理由が謙遜の文化を形成しています。
- 群れの中で個人が輝くことよりも、謙虚であることが重要視される: 日本の伝統的な価値観では、集団や組織の一部としての役割が重要視されます。個人が他者よりも優れていることを強調することは控えられ、謙虚であることが奨励されます。
- 他者を尊重し、調和を保つため: 日本の社会では、他者を尊重し、調和を保つことが重要視されます。自分を過大評価することは他者に対して失礼とされ、逆に謙虚であることがコミュニケーションの円滑な進行に寄与します。
- 自己主張が控えめな文化: 外国と比較して、日本の文化では自己主張が控えめであることが一般的です。謙遜は、他者に対して遜色ない言動を示す一環として位置づけられています。
外国人とは異なり、他の文化では個人主義や自己主張が重視されることがあるため、謙遜の度合いや表現の仕方には文化的な違いが見られます。ただし、これはあくまで傾向であり、個々の人々や状況によって異なります。
※外国人用説明文
In English, “ご謙遜を(GOKENSONWO)” can be translated as “Please be modest” or “Please show humility.” It is a phrase used to encourage someone to behave in a modest and humble manner, particularly when it comes to talking about oneself, one’s talents, or achievements.
This expression is often used in situations where humility is highly valued in Japanese social and cultural contexts, or where it is expected to be modest and refrain from excessive self-promotion or self-assertion. When someone is perceived to be bragging or making excessive claims about themselves, the phrase “ご謙遜を” can be used to gently prompt them to adopt a more humble attitude.
I hope this explanation clarifies the meaning of “ご謙遜を” in English for you. If you have any further questions, feel free to ask!
