どうも~げだや(@Geda_ya)です。
英語を学んでいると、必ずぶつかる疑問があります。
それは――
「英語を話す上で文法はどれくらい大切なのか?」
「文法を完璧に覚えてからじゃないと話せない」
「文法が苦手だから英会話に挑戦できない」
そんな悩みを持つ方はとても多いです。
結論を先にお伝えすると、文法は必要ですが、完璧である必要はありません。
むしろ、文法にこだわりすぎると、かえって英会話ができなくなるケースがほとんどです。
この記事では、英会話における文法の本当の役割、そして初心者がどう文法と向き合えばいいのかを、具体的に解説していきます。
目次
英語学習者が抱える代表的な誤解
誤解1:文法を全部覚えないと話せない
「まずは文法をきちんと理解してから…」と考える人は多いですが、実際は逆です。
話すことで文法が身につくのです。
誤解2:文法を間違えると恥ずかしい
学校教育の影響で「間違い=悪」と思い込んでいる人が多いですが、英会話においては間違いは学びのチャンスです。
誤解3:ネイティブは完璧な文法で話している
実は、ネイティブの日常会話は文法的に正しくない表現だらけです。
例:
-
「He don’t know.」
-
「I ain’t got no money.」
文法書的には誤りですが、ネイティブ同士なら問題なく意思疎通できています。
英語を話す上で文法はどれくらい必要?
文法は「英語のルールブック」です。
ルールがなければ会話は成り立ちませんが、すべてのルールを完璧に知っている必要はないのです。
イメージとしては、サッカーの試合に似ています。
-
オフサイドなど細かいルールは知らなくても、ボールを蹴って楽しむことはできる
-
プロを目指すなら細かいルールも必要
英会話を楽しむ段階では、「最低限の文法」があれば十分なのです。
文法を気にしすぎると起こる3つの弊害
1. 会話が止まる
「正しい時制は?三人称単数のSは?」と考えているうちに、会話が途切れてしまいます。
2. 発言の勇気を失う
「間違えたらどうしよう」という不安が先に立ち、結局何も言えなくなってしまいます。
3. 学習がつまらなくなる
「また文法ばかり…」となり、結局モチベーションが続かないのです。
ネイティブが大切にしているのは「伝わる英語」
ネイティブが会話で重視しているのは、文法の正確さではなく意味が通じるかどうかです。
例えば:
-
正:「I went to Tokyo yesterday.」
-
誤:「I go Tokyo yesterday.」
後者は文法的に間違っていますが、ほぼ100%伝わります。
英会話の目的はテストで点数を取ることではなく、相手に自分の考えを伝えることなのです。
初心者が意識すべき「伝わる文法」とは?
初心者は次の3つに絞って文法を押さえれば十分です。
-
時制(現在・過去・未来)
例:I go / I went / I will go -
疑問文の作り方
例:Do you like〜? / Can you〜? -
否定文の作り方
例:I don’t like〜 / I can’t〜
この3つを押さえるだけで、会話の8割はカバーできます。
効率よく文法を学ぶ3つの方法
1. 中学英語を徹底復習
中学レベルの文法をマスターすれば、日常会話は十分にこなせます。
「英語文法をもう一度やり直す」系の本は非常におすすめです。
2. インプットとアウトプットを同時に
文法を学んだら、必ず声に出して使うこと。
「覚えた文法を自分の生活に当てはめる」だけで、記憶の定着率が格段に上がります。
3. 間違いを恐れず会話に挑戦
オンライン英会話など、実際に会話できる場を持つのがベスト。
講師は「間違い」を直してくれるので、効率的に学べます。
👉 [ここにオンライン英会話サービスのリンク]
文法に頼らない英会話の練習法
-
フレーズ暗記
「How are you doing?」「Can I get this one?」など、よく使うフレーズを丸ごと覚える。 -
シャドーイング
ネイティブの音声を聞きながら、そっくりに声を出す。発音と文法の型が自然に身につきます。 -
英語日記
1日3行でもいいので英語で日記を書く。「Today I eat ramen.」などシンプルでOK。
体験談:文法恐怖症から解放された瞬間
私もかつては「文法を間違えたら恥ずかしい」と思っていました。
海外旅行で話しかけられても、頭の中で文法を組み立てているうちに会話が終了…。
しかし、ある時アメリカ人の友人に「Your English is fine! Don’t worry about grammar.」と言われてから、吹っ切れました。
すると不思議なことに、間違っても気にせず話すほうが圧倒的に上達が早かったのです。
まとめ|文法は必要。でも優先順位は低い
-
文法は最低限あれば会話はできる
-
ネイティブも日常会話では文法を崩す
-
初心者は「伝わる文法」を優先
-
中学英語+アウトプットで十分
英語を話す上で文法は避けて通れません。
しかし、文法に縛られるよりも「とにかく使う」ことの方が100倍大切です。
あなたが今日からできることは――
間違ってもいいから英語を声に出してみること。
その小さな一歩が、必ず未来の大きな自信につながります。